農縁主の想い

ボクが農業を始めたわけ

こんにちは。F.C.農縁 農縁主の辻 晃佑(つじ こうすけ)と申します。

身土不二(しんどふじ)という言葉をご存知でしょうか?
身体と土は二つでない。つまり人と自然はつながってるって意味だそうです。

ボクは農業を始めてから知りましたが、あとから振り返ると自分が農業を始めるきっかけになったのが、まさにこのことでした。

農業を始める前のこと。大学を卒業して、一般企業に就職して営業マンをしていました。仕事柄いろいろな方と出会うことがあり、とあるNGOの方と話していたときのことです。

「そういえば辻さん知ってる?有機の食べ物って身体にいいイメージあるよね。それを作る有機農業は農薬や化学肥料を使わないから多様性も、土や川も守られる。自然にもいいものは人にもいいんだよー。」

それまで学校の教育もあってか、地球は大切にしたいなと思ってましたし、運動していたので食べ物も気をつけていて、有機の食べ物って健康に良さそうと思っていました。
でもそれらは別々のことと無意識にとらえていたのですが、その話を聞いたとき「人と自然はつながってる」「両立できる有機農業ってすごい仕事だな」と思い、農業に初めて関心を持ちました。

当時すでに嫁も子供もいて、農業というと子供に継がせない、とにかく食えない仕事というイメージがあり、自分でしようとは思ってませんでした。でもアンテナがたってしまったことで、マルシェにいったり、農家さんを訪ねたりするうち、自分でもしたいと気持ちが強くなり、紆余曲折をへて今に至ります。

農薬や化学肥料を否定する気はありません。ただ自分は農業をする上でそれらは使わないことが前提になっていて、人と自然を両立させていきたいです。両方を大切にして、強い身体も、綺麗な景色も、助け合う想いも、未来につなげていけたらと思っています。

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